京都のシェフと共に宮津湾への産地訪問を実施

京都のシェフと共に宮津湾への産地訪問を実施

2022年3月14日

2021年11月8日、京都で活躍するシェフと共に、宮津湾を訪問をしました。

参加いただいたのは、cenciの坂本シェフやリストランテナカモトの中本シェフを初めとした京都で活躍するシェフの方々、そして本企画を共同で実施した一般社団法人Chefs for the Blue代表の佐々木ひろこさん。

早朝に集合して、まず船で向かったのは宮津のスーパー漁師本藤靖さんのトリガイの養殖筏。

IMG_0140

本藤さんは元研究者という異色の経歴を持つ漁師さんで、極上の丹後トリガイを作るためにコンテナの配置や貝の密度など徹底的に研究されています。Q’sもかねてよりお世話になっている漁師さんです。養殖の方法だけではなく、宮津湾の現状についても含めて、1時間筏の上でじっくりとお話いただきました。

IMG_0123

(cenci坂本シェフが代表してコンテナの清掃を体験。)

その後は市場でセリの様子を見学し、JF京都の指導課長千賀さんに京都府の漁業についてお話を伺いました。京都市内では中々情報を得られない京都の海についてお話いただきました。

昼食は本藤さんに宮津湾の食材をご準備いただき、実際に調理。タコやワタリガニのようなよく知られた食材だけではなく、トラエビやオオトリガイといったあまり耳にしない絶品食材もご用意いただきました。実際に食材を前になされる、料理人と漁師の意見交換は刺激的な時間でした。

262756048_650263159321901_6869284007961947024_n

最後は、丹後から漁師の村上さん、料理人の和のオーベルジュまつつる 松梨さん、万助楼の大町さんを交えて本藤さんのお話を中心とした意見交換会を開催。夕方まで続き、今後の継続的な繋がりについても可能性を感じる時間となりました。

261189345_1061753477993617_7242726478247198730_n

株式会社Q'sでは今後も料理人の皆さんと協力しながら、産地と消費者、京都府内の各地を繋いでいくような企画を実施していきたいと考えています。(次回は2022年1月の和歌山県加太訪問を予定しています。)

文・前原祐作